『人魚の眠る家』小説感想
こんにちは。
『人魚の眠る家』読みました。
本屋さんで目立つように飾ってありました。
さすが大人気作家さんですね。
本屋さんの売り場には、東野圭吾さんの「この物語を書いていていいのか、今でも自分に問い続けています」
というようなコメントも掲載されていました。(うろ覚えなので細かいところ間違えているかもしれません)
【あらすじ】
夫の浮気が原因で仮面夫婦になってしまった二人の夫婦の娘がある日プールで事故にあい、脳に深刻なダメージを負ってしまいます。
いわゆる植物状態になってしまった娘に対し、母がとる行動が狂気とも言える愛として描かれています。
【感想】
テーマがすごく重いものです。
大切な人が脳死状態になってしまったら、なんてことを今まで考えたこともありませんでしたが、考えさせられる作品となっています。
死とは何か、よく考えてみるとその定義も曖昧なんだなと思います。
僕はミステリ小説が好きです。ミステリの作品中では「死」は頻繁に扱われますが、この『人魚の眠る家』では「死」に対して全く新しい側面から焦点を当てられて描かれています。
色々と考えさせられ、最後にはしっかりと感動もできる作品です。